コラム

【30代のリアルお金事情】これからの人生で必要な費用はズバリ○○○万円!!

【30代のリアルお金事情】これからの人生で必要な費用はズバリ○○○万円!!

20代から30代は仕事もプライベートも充実して楽しい日々を送る時期。しかしその分「いつも月末は苦しい」「ボーナスが頼り」という人も多いのでは? でもこれからの人生、今のお金の悩みがとてもちっぽけに思えてしまうほど、巨額な出費が待っているんです。そこで今回は、ファイナンシャルプランナーの平野雅章氏に、これからの人生、何にいくらかかるのか、そして将来に向けた資産づくりのアドバイスをいただきました。

 

お話を聞いた人:ファイナンシャルプランナー 平野雅章氏
CFPR認定者、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、住宅ローンアドバイザー【30代のリアルお金事情】これからの人生で必要な費用はズバリ○○○万円!!成蹊大学を卒業後、外資系メーカーでのマーケティング・マネージャーや大手保険ショップ運営会社にて新ブランド立ち上げやPR、出版企画等を手掛ける。2007年にファイナンシャルプランナー(FP)として独立、横浜FP事務所を主宰。個人相談に特化したFPとして、住宅ローン、生命・火災保険、教育・老後資金を中心に累計1,300件超の個人相談を実施。2011年より一般社団法人全国ファイナンシャルプランナー相談協会の代表理事に就任、公正なFP相談の普及にも尽力している。事務所HP http://www.net-fp.com/

 

ライフイベントにそなえ
生活費以外でも最低8000万円は必要!

巨額の出費のもっとも大きな要因が結婚や住宅購入などのライフイベントです。医療費や介護費、子供の結婚式の援助などの出費を一切考慮しなくても、イベントだけで最低8000万円は必要になってきます。「こんな大金絶対ムリ」…と暗い気持ちになっているあなた、大丈夫です! いまからお金との付き合い方を見直せば間に合います。さあ、まずは、何にいくらかかるのかを見てみましょう。

 

脱おひとりさま。幸せだけど、
働けど働けど…お金が飛んでいく!?

【30代のリアルお金事情】これからの人生で必要な費用はズバリ○○○万円!!

言うまでもなく結婚は一大イベント。両家の親をはじめとする親族、会社関係者、友人らを招いて披露宴を行うのが一般的です。その費用を詳しくみてみましょう。

結納・婚約から新婚旅行までにかかった費用の総額 平均436.2万円
そのうち挙式、披露宴・披露パーティにかかった費用 平均333.7万円
(ゼクシィ 結婚トレンド調査2014 リクルートマーケティングパートナーズ調べ)

高すぎると感じるかもしれませんが、ご祝儀のほか、親からの援助を受けるカップルも多いようです。またレストランウェディングならこれよりもマイナス100万円ほどの費用で済むほか、ハワイなどのリゾートで挙式すると総額173.7万円というデータも(同調査)。負担を軽くすることはできるようです。

結婚したら、次に必要となるのが家族が暮らす我が家です。

「人生の3大支出のひとつが住宅です。結婚後、夫婦でお金を貯め、頭金を用意して購入するケースが多くなります」(FP平野氏)

 

住宅購入価格 首都圏平均

新築マンション平均購入価格 4378.6万円
一戸建て・土地付注文住宅 4395.5万円
一戸建て・建売住宅 3544.9万円
(住宅金融支援機構「フラット35利用者調査」・2014年度)

 

「このほか、住宅購入にはローンを組む際の諸費用のほか登記費用、仲介手数料、新築マンションでは修繕積立一時金などが必要です」(FP平野氏)

「住まいは一生賃貸で」という考えもありますが、定年後に収入が無くなってからも家賃の心配をする必要があり、平均寿命まで生きると購入した時よりも高くつくケースも多くあります。

 

大学卒業まで、総額2000万円!?
すべては愛するわが子のために。

【30代のリアルお金事情】これからの人生で必要な費用はズバリ○○○万円!!

そして家族が増えていきます。ここで出産にかかる経費も見てみましょう。出産の場合、病院の方針や、個室か大部屋か、分娩方法によっても費用が異なります。

自然分娩 30万~70万円(全額自己負担)

これは、一見高額に見えますが、実際は健康保険から「出産育児一時金」が子供1人につき42万円支給されるため、かなり軽減されます。また帝王切開の場合は健康保険が適用され、負担は全体の3割となります。

そして出産の後、育児や教育にかかる費用は大きな支出です。

「生まれたときは、一般に子供1人につき生活費が月3万円増えると言われます。2人目以降は2万5千円で多少負担は軽減されます。そしてなにより大きいのが、これからかかる教育費で、人生の3大支出のひとつと言われます」(FP平野氏)

 

○幼稚園3歳から高校3年までの15年間

すべて公立 500万円
すべて私立 1677万円
(平成24年度 子供の学習費調査 文部科学省)

 

○国立大学の入学料・授業料

入学料 28万2000円
授業料 総額214万3200円(4年間)
(平成16年 国立大学等の授業料その他の費用に関する省令 文部科学省)

 

○私立大学の入学料・授業料

文化系学部

入学料 24万6749円
施設設備費 総額 64万76円(4年間)
授業料 総額296万9912円(4年間)

 

理科系学部

入学料 26万5595円
施設設備費 総額 74万8944円(4年間)
授業料 総額417万2848円(4年間)
(平成25年度 私立大学入学者に係る初年度学生納付金平均額調査 文部科学省)

3歳から大学卒業まで全て私立で過ごした場合の総額は2000万円! 愛する子のためとはいえ、負担が重くのしかかります。

 

そんなに必要なの!? 老後の生活費と
年金総額の差額は平均3000万円!

【30代のリアルお金事情】これからの人生で必要な費用はズバリ○○○万円!!

子供達が独立した頃、あなたは定年を迎えます。やっとのんびりできるかと思えば、年金だけでは苦しいと感じる高齢者がほとんどです。

「一般に老後生活費の平均額をカバーするには、年金以外に夫婦で3000万円が必要と言われ、人生の3大支出の一つです。大きく感じますが、現在30歳の人なら65歳まで月に2万円を貯蓄に回すだけで840万円になります。夫婦2人なら1680万円。これ以外に運用益や退職金を考慮すれば、3000万円は決して難しい数字ではありません」(FP平野氏)

将来への投資をするなら、特にオススメなのが確定拠出年金。

「会社で行うほか、個人型もあります。確定拠出年金の掛け金は控除、つまり所得から引いて税金が計算されます。投資額にもよりますが、税金が年間数万円減るのもメリットです」(FP平野氏)

メリットはお金が貯まるだけでなく、節税効果も大きく税金が安くなるのだとか。

30歳を迎えたら、もうすぐそこで待ち受けているお金の問題。職種によっても年収に差があるため将来への投資も人それぞれですが、「年収が低いから貯金できない」などという声もチラホラ出てきそうですが、そんな言い訳はどうやら通用しないようです。とはいえ将来の事ばかり考えて、今が苦しくなってしまっては本末転倒。無理のないよう、確定拠出年金や定期的な貯蓄など、簡単なところから見直してみませんか?

(イラスト 村澤綾香)

CATEGORY:コラム

DATE:2015-07-17

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