コラム

デジタルマーケターが20代、30代で身に付けておくべきスキルとは?

デジタルマーケターが20代、30代で身に付けておくべきスキルとは?

キャリア・年齢と身についているスキルが見合っているかを常に意識すること。それは業界で成功するための近道です。20代、30代の時点で身についているべきスキルを明らかにしようという企画、2回目は「デジタルマーケター編」。今のあなたは、本来いるべき地点に到達しているでしょうか。

 

マスとウェブの双方に長けた戦略家
デジタルマーケター

仕事内容

デジタルマーケティングはマス広告、Web広告を使い、顕在層のみならず潜在層の興味を掘り起し、欲求、購買へとつなげることを目的とします。最先端技術を使い、顧客が利用するSNSなどのデバイス、目にするメディアを通じ、様々な手法で商品やサービスを訴求して販売促進、顧客の獲得をしていきます。

会社内では、マスマーケティング、もしくはWebマーケティングが分業になっていることが多いため、必然的にいずれかの道を歩みます。成長を経てもう一方の部署への異動することもあり、マスとWEBの双方に長けた人材となっていきます。またはインターネット専業の会社から総合広告代理店への転職を経て、どちらにも精通した人材として活躍することもあります。

その後、プレイングマネージャー、役職が付いて経営に参画したりとキャリアアップします。またクライアントのメーカーがインハウス化したことに伴い引き抜かれて転職するケースも。業界が新しいので様々な可能性が見いだせるのが特徴です。

 

一年目は20~30社のクライアントを相手に
まずは仕事について知る

新入社員
キャリア:1年目/年齢:23歳
想定年収:350万円
希望:マーケティングの世界を知り手法を学びたい
悩み:クライアントを多く抱えミスなく仕事をするので精一杯

ネット専業代理店に就職した場合、会社の根幹をなす事業はWebマーケティングであることが大半です。しかしクライアントの希望によりマス広告のマーケティングに携わる機会もあります。新入社員のころからそのような状況に恵まれることは稀ですが、総合代理店であれば可能性が高まります。

1年目はまず先輩と共に既存のクライアントと向き合うことからスタート。現場でのOJTを経て、マーケティングに関する基本的なノウハウを会得していきます。

ある程度仕事を覚えたら、月間予算50万円~100万円程度といった規模の小さなクライアントを20社~30社を抱えます。もちろんクライアントの成果を上げることが第一目標。もちろん様々なクライアントを担当することで「一連の業務フロー」をインプットし、ミスを起こさない「安定感」を培うための訓練にもなります。

 

2年目以降は、業界知識、
手法を身につけ、社内で評価を得る

デジタルマーケターが20代、30代で身に付けておくべきスキルとは?

若手社員
キャリア:2~3年目/年齢:24~25歳
想定年収:380万円
希望:予算規模が大きくなったのでより正確な手法について学びたい
悩み:提案できる選択肢が増えた分、ミスが許されない

1年目の実績により社内の評価があがると、小さい案件から中堅~大手規模のクライアントの案件にシフトしていきます。各クライアントの予算は月間100万円~1000万円といったところ。担当するクライアント数は新人時代から大きく減り、5社~10社程度、その分大きな仕事を任され、深く付き合うようになります。

2年目~3年目は様々な業種のクライアントと付き合うことでその業界の知識、また業種ごとに適した手法をインプットしていく時期。既知とされている情報を全てインプットできることを目標とします。マーケティング業界全体にいえることですが情報更新のスピードが速いため、自分で情報や知識をストックしておくべきです。これらを通じて社内でのプレゼンスが高まり、自身の評価に繋がっていきます。

 

解決手法は10種類以上に増え
より効果を高める

中堅社員
キャリア:4~5年目/年齢:26~27歳
想定年収:430万円
希望:上を目指すためにスキルを身につけたい
悩み:ゴールに至る手法が多数あり、真価が問われるプレッシャーがある

クライアントから信頼を得ることで予算が大きくなり、手法の幅も広がります。小規模予算では1種類しかできなかった手法が、中~大規模予算によって10種類以上の選択肢が増えることに。手法の選択肢が増えれば、それだけ組み合わせも増えるので、最も適したものを選んで実行するのが腕の見せ所です。

基本的な手法ではリスティング広告の費用対効果が大きいと言われます。次いでリマーケティング広告があります。さらには潜在層を顕在化するディスプレイ広告などもあり、こうしたさまざまな手法を組み合わせて、最高の効果を上げることに全力を注ぎます。これまで培った知識と経験を発揮する時期といえます。

 

5年目ですでにマネージャーになることも

プレイングマネージャー
キャリア:5~6年目/年齢:27~28歳
年収:550万円
希望:チームとして仕事を受けることでより成果をもたらしたい
悩み:複数でプロジェクトにあたるため、チームならではの悩みも

順調にキャリアを重ねていけば「デキるデジタルマーケター」として評価されている時期です。目安としては、クライアントの業種、予算規模に対して正確な提案ができること。さらに、広告手法の提案、通期計画などを誤りなく導くことが基本となります。

この時期、抱えるクライアントは3~5社、予算規模は月間数千万円~1億円前後とスケールアップします。この時期になると、自身で作業しながらチームのスタッフを監督するプレイングマネージャーとしての役割を与えられるケースも多くなります。クライアントと向き合い、全行程の舵取り、クオリティの担保などを任されます。

 

7年目にして役員、一方で新たな職場を求めるケースも。

進路A:役員
キャリア:7~8年目/年齢:30歳
想定年収:600~700万円
希望:会社の経営に加わり、さらに大きくしていきたい
悩み:現場から離れてしまいやや物足りなさを感じる
進路B:元クライアントだった会社のデジタルマーケター
キャリア:7~8年目/年齢:30歳
想定年収:600-700万円
希望:年収や就労環境など様々な面で好条件がそろっている
悩み:元クライアントへの抵抗感、商品やサービスが1つに限られてしまう

デジタルマーケターとしてよりスキルとキャリアを醸成するために、Webをやってきた人はマス広告、マス広告をやってきた人はWeb広告と興味の幅を広く持つ傾向にあります。そこで部署異動、転職なども選択肢に入れて、キャリアを形成していきます。ずっと同じ会社で活躍し続け役員となり社内経営に参画する人もいれば、なかにはクライアントであるメーカーから引き抜かれるという人もおり、年収が1000万円を超えてくるケースも。

ただこれらはクライアントの期待以上のものを提案し続け、成功している人のケース。全体的に年齢層が低く若い人が活躍しやすい業界であるだけに、活躍する人と、いつまでもプレイヤーでいる人の実力の差は歴然、入社時からのキャリア設計が重要であることがわかります。

 

デジタルマーケターの理想的キャリアプラン

1~3年後の短期で弱点を克服、10年後の長期で未来像、

2つの視点でキャリアを形成していこう

CATEGORY:コラム

DATE:2015-07-21

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