コラム

CMプロデューサーって何してるの?気になる年収や働き方


広告業界の中ではさまざまな職種の人が働いていますが、その中でも一般の人にとって比較的なじみ深いのがCMプロデューサーではないでしょうか。このCMプロデューサーは基本的には広告制作会社に属していることが多く、広告代理店を通じて広告主であるクライアントからCMの制作を依頼されます。

広告代理店がCMの企画・立案を行ってから依頼されるのが一般的ですが、それを具現化していくには制作チームを組む必要があります。その制作チームの中でCMのより具体的な方向性を決定して、どのような映像表現にするか、撮影のロケーションをどこにするか、録音や編集の担当は誰にするか、どこのスタジオを選定するかを検討しながら、完成までのスケジュールを組んでいきます。

日本中の人が見てくれるCMをつくるやりがい

こうした撮影、編集、録音などの作業全般をマネジメントするのがCMプロデューサーです。他にも予算の管理を行うなど仕事内容は多岐にわたります。そうして出来上がったCMのクオリティに関する責任は、ひとえにCMプロデューサーの肩にかかってきます。クライアントとの関係性を構築するためにも、きちんと期待に応えられるCMを制作しないといけませんので、非常に重大な仕事です。

ただし、その分やりがいがとてもあります。大手企業のCMの依頼であれば日本全国に放送される可能性が高く、自分が手がけたCMを日本中の人たちに見てもらえます。そして、そのCMが話題になって商品の売り上げが上がればクライアントも喜んで、再び仕事の依頼をしてくるでしょう。

CMプロデューサーは入社してすぐに就くことができるポジションではありません。現実はそんなに甘いものではなく、しかるべき段階を踏まなければいけません。

プロデューサーになるためのステップは

具体的に、まず最初は広告代理店などで働いてプロダクションマネージャーとして下積み時代を送ります。プロダクションマネージャーというのはCMプロデューサーのアシスタントのような仕事です。最初はロケーションのリサーチ、ロケハン、撮影の許可取り、お弁当の発注などの雑用を行います。それに慣れてきたら予算やスケジュールの管理、撮影の進行管理、スタジオとのやり取りなども任されていきます。

プロダクションマネージャーを3年ほど務めると、クライアントへのプレゼン用にVコンテを制作するなど仕事の幅はどんどん広がっていきます。プレゼン資料とはいえ実際に映像を制作するわけです。そうして知識やスキルも実践的に身につけていきます。就業時間がどうしても不規則になってしまいハードな面も少々あるのが実情です。期間としては人によって違いはありますが、10年程度が目安になります。

その期間中にデザイナーなどの制作部門に一時的に配属されることもあれば、営業職として勤務することも考えられます。制作部門への勤務に関しては、CMが完成したらその仕上がり具合を見る必要があるため、制作部門で働くことでその知識を身につけておくと有利だからです。また、制作部門の人と関係性を構築してその仕事の大変さを知っておくと、後々CMプロデューサーとして働くときに人間関係を築きやすいことも理由として挙げられます。

営業職に関しては、CMプロデューサーになればクライアントと直接折衝することもありますし、多くのスタッフを束ねることになります。そのため、営業職を通して営業スキル、特にコミュニケーションスキルを身につけておくことも大切になってくるからです。そうした下積み時代を経験してCMプロデューサーとして適性があると認められれば、CMプロデューサーになることができるわけです。ちなみに、CMプロデューサーになるのに特別な資格は必要ありません。もちろん、芸術系やメディア系の大学や専門学校を卒業していれば、ある程度有利にはなりますが、それはあくまでも最初の段階までです。プロダクションマネージャーとして勤務するとたくさんのCMを手がけるので、勝手に目が肥えていきます。

年収1000万円超えも可能!?

CMプロデューサーの平均年収に関してですが、これは約500万円程度です。20代の頃で約350万円、30代で約420万円、40代で約500万円となっています。一般的に、評価が高いプロデューサーの場合には35歳くらいで700万円から800万円の年収です。もちろん、会社が大手の広告制作会社であれば1000万円を超えることも珍しくないですし、小規模な制作会社なら400万円以下になることもあります。

あくまでも平均年収なので参考程度にしておいてください。それから、良いCMを制作してもそれが個人の評価として反映されるか、チームの評価として反映されるかは、会社によって異なります。

近年は個人で評価する傾向が強くなっていますが、もし広告制作会社に興味があれば質問してみてもいいかもしれません。ワークライフバランスが難しいと言われている職種ですが、それでも続ける人が多いのは映像制作に誇りと愛情を持っているからでしょう。本気で映像に関わりたいと思っている人はチャレンジしてみましょう。


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CATEGORY:コラム

DATE:2018-04-05

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