コラム

上司が思わず二度見する!? デキる奴と思わせるデスク&バッグの収納術

美的収納

こんにちは、buddyz編集部の谷です。広告制作の仕事をしていると、気を付けているつもりでも紙物や資料が増えてしまういますよね。資料がデスクの上で不安定に重なって、触れようものなら雪崩が起こる…なんていう経験をしたことのある人も多いのではないでしょうか。そこで「美的収納プランナー」の草間雅子さんに、デスクをすっきりきれいに見せるコツを教えていただきました。

 

「分類する」「重ねない」「立てる」でリバウンドしない収納に

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──ゴミが散らかっていても気にならないくらい汚い私(谷)のデスク、どうしたらきれいになりますか?

草間 オフィスのデスクは作業場ですから、散らかるのは当たり前と言えるかもしれません。でも、右手のところにあるお菓子の空箱がありますね。もしこのデスクが整然と片づいた状態にあったら、気になってすぐにゴミ箱に捨てるはずなんです。散らかっているから気にならないんですね。左右に置かれている書類についても、同じです。

キャビネット(書類などを収納する引き出しつきの棚)はお使いになっていますか?

──実は、キャビネットの中もデスクと同じで散らかっていまして、数年開けずに放置したままなんです。一度空けたら閉まらないぐらいパンパンで…。

草間 収納の基本ですが、まずは空きスペースをつくることが重要なんです。空きスペースがないと収納のしようがありません。デスク周りの収納をする場合は、まずはキャビネットの中を空けることが先決ですね。

その上で私がまずオススメしたいのは、仕事に使う道具を、使用するシーンなどを考えてカテゴリー別に分類することです。例えば、次のように。

仕事道具のカテゴリー分類

・紙モノ(書類など)

・本・雑誌

・文具

・雑貨

 

これらは使用シーンがそれぞれ異なるもので、一緒にしてしまうと片づけの手間が増大します。例えば、「紙モノ」と「本・雑誌」を同じ場所に収納すると、どこに何があるのか、わからなくなってしまうことがありませんか?

──あ、よくあります。「ない、ない」とあわてて探していた書類が、全然関係ない本の間にはさまっていたりして。

草間 そういうことのないように、カテゴリー別に分類して収納することをオススメします。そのとき大事なのは、「重ねない」「立てる」という原則です。重ねてしまうと、どんどん積み重なって下のほうが見えなくなります。そこで、重ねずに立てて収納するんです。すると、限られた面積の中に多くのモノを収納することができるようになりますし、何がどこにあるかが一目でわかるようになります。

「立てる」収納例

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「重ねない」「立てる」のふたつのポイントでキャビネットに収納します。

 

──「分類する」「重ねない」「立てる」の他に意識すべきポイントはありますか?

草間 「固定する」ということです。特に文具のように小さくて散らかりやすいものは、箱に入れたり、厚紙などで敷居をつけて分類して固定することが重要です。書くもの、切るもの、留めるもの、貼るものという具合に分類して、それぞれに小分けして収納するわけですね。そのとき意識してほしいのは、「使用頻度」です。よく使うものは引き出しの手前に置いて、すぐに取り出せるようにします。反対に使用頻度の低いものは、引き出しの奥に収納して、めったに使わないものは他のスタッフと共用の備品庫に退場させてしまいましょう。

文具の収納例

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文具は用途別に分類して、使用頻度の高いもの(よく使うもの)を手前に、使用頻度の低いものを奧に収納します。

草間 もうひとつのコツとして、視点を変えてみるというのも役立ちます。片づけると思うのではなく、「使いやすい状態にする」ことを意識するんです。散らかっていると、無駄な動きが増えますし使いにくくなるので、自然に片づくようになるはずです。すると、「きれい」な状態がつねに保たれるだけでなく、仕事の能率も確実にアップするでしょう。

ちなみに私の散らかったデスクですが…下の写真を見てください。草間さんのアドバイスを受けて、キャビネットを整理しながら仕組み化したら、見違えるほどきれいになりました。もちろんリバウンドもなし! 使えるスペースも広くなりましたし、何より、書類を探したり文房具を奥から引っ張り出したりするなどの無駄な動きがなくなったんです。それに、常にきれいなデスクを保っていると、毎日気分がシャキッとして、仕事のスピードが上がるような感じがします。「収納」を仕組みとして習慣づければ「片づけ」の手間が大幅に軽減し、効率も良くなるということがとてもよくわかりました。

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「分類する」「立てる」「固定する」でバッグもスッキリ

──バッグについてはどうでしょう? 訪問先でカバンから名刺入れが出てこなかったり、駅の改札口でモタついたりすることがよくあるんですが。クライアントの前だったりすると恥ずかしいですよね。

草間 確かに、名刺入れやパスケースが出てこなくて、商談先や駅の改札前でモタモタしてしまうことって多いですよね。これでは、仕事もスマートにできないのでは…という印象を与えてしまう可能性もありますよ。ですから、バッグもデスクと同じように、中に入っているものを分類することから始めましょう。ノートパソコン、書類、サイフ、文具、雑貨という具合。特に文具や雑貨のような細々したものは、ポーチに入れて他のものとは混ざらないようにすることが重要です。

あとは、「分類する」「立てる」「固定する」を守ってカバンの中に収めるだけ。パスケースや財布など、よく使うものは手前の取り出しやすいところに収納しましょう。カバンの中がスッキリ収納されていて、何が入っているかがつねにわかっていれば、効率も良いですし、「スマートに仕事をこなせる人」という印象にもつながります。

それから、私は帰宅するとカバンの中のものをクローゼットの引き出しに戻すことを習慣にしています。いただいた名刺やレシートは、データベースに記入するためにパソコンの前に置いて、あとは翌日に必要なものと、必要でないものに分けて、カバンにつめるんです。この作業にかける時間は5分くらい。「明日必要なものを夜のうちにカバンに詰める」、そのわずかな手間をかけるだけで、翌日の朝の準備は大幅に軽減され、ゆとりを持って外出することができるんですよ。

朝から晩まで忙しいこの業界。「片付けしている暇はない!」なんていう声も聞こえてきそうですが、一度仕組み化してしまえば、片付ける時間はもう必要ありません。上司が「おっ」と立ち止まって見るほど美しいデスクは、仕事も効率よくこなす「デキる奴」への第一歩。ぜひ皆さんも実践してみてくださいね。

今回お話を聞いたのは…

草間 雅子さん

フェリーチェ代表 美的収納プランナー

 一部上場企業にて広報、秘書を務める。 結婚退職後、主婦やOLの経験を活かして新しい収納学を考案。2003年 felice(フェリーチェ)設立、美的収納プランナーとしてデビュー。京セラ㈱広報部に在職中、仕事効率を左右するファイリング、職場のシステムに興味を持つ。結婚後、医療機器メーカー等の社長付き秘書を務め、リバウンドしない収納システムが評判になり相談を受けていくうちに、オフィスや家庭の収納の重要性を痛感。収納学とカラーイメージ理論を学び、個人事務所Feliceを設立。リバウンドの少ない独自の分類収納法、美的収納®を確立する。その収納法を「なりたい自分になり、送りたい人生を送るためのレッスン」として提唱。単なる収納術ではなく、自分らしく生きることをテーマにしたメソッドは、女性を中心に多くの支持を得る。個人宅やオフィス、店舗の収納コーディネートを手がける一方、各地でセミナー講師、コンサルティング、 プランニング、メディア等、多方面で活躍中。

CATEGORY:コラム

DATE:2015-10-07

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