コラム

「収納」と「リスト化」をするだけで、人生が劇的に変わる!?

美的収納
これまで、2回にわたって効率がぐんとあがる収納術を披露してくださった「美的収納プランナー」草間雅子さん。そもそも彼女は、どのようにして収納の達人になったのでしょう? そんな疑問をぶつけてみると、ちょっとした工夫で人生を豊かになる、驚きの応用例まで話が及びました。今からすぐに取り入れられる、お金の無駄遣い防止策なども教えてくださったので、ぜひ皆さんも参考にしてみてください。

 

「収納」ひとつで、時間に追われる生活が激変!

1日1本、余裕で映画を観られるように

──そもそも草間さんが「美的収納プランナー」になったきっかけは?

草間 20代後半で結婚後、医療機器メーカーの社長秘書の仕事をしていたときのことです。そのころの私は、家事と仕事を両立できずに悩んでいました。社長というのは会社の中でいちばん忙しい人ですから、その仕事をサポートする秘書はそれに輪をかけて忙しいんです。帰宅時間が22時~24時になることも珍しくなく、朝も早い時間に出社しなければなりません。気がつけば、わずかなプライベートは家事に圧迫されて、何もしないままに1日が終わってしまう日々を繰り返していました。

このままでは何もせずに人生が終わってしまう。そう考えた私はある日一念発起して、自分の家の「収納」を見直すことで時間を効率よく使うことに取り組み始めました。朝起きて出勤するまでの動作からはじまって、仕事の段取り、帰宅後の行動まで細かく洗い出して、「時間の無駄」を省いていったんです。

すると、不思議なことに劇的にすべてが変わりました。私は映画が好きで、「1日1本は観られるような生活をしたい」と思っていたんですが、それがかなったのはもちろん、心にゆとりも持てるようになりました。いつも時間に追われていた私が、キチンと管理できるようになったんですね。

そんな私の話を聞いた友人から「私にもアドバイスしてほしい」、「今度引っ越しをするんだけど、図面をみてくれない?」と声をかけられるようになり、それがクチコミで広がって、いつの間にか私の仕事になっていました。

 

カラオケのレパートリーまで!

なんでもリスト化で、時間は絶対無駄にしない

──日ごろ、ご自身の生活で気をつけていることはありますか?

草間 ついやってしまうのがリスト作りですね。1日のうちにやるべきことを箇条書きにした「TO DOリスト」は、オンワークとオフワークの2パターンに分けてリスト化しています。小さな無駄でもそこに発見すれば、「こうすればもっと時間を短縮できるんじゃないか」と検討したりして、つねにブラッシュアップしています。例えば、帰宅してお風呂に入り、ドライヤーで髪を乾かして、メールチェックをするのであれば、「髪を乾かしてる間に、同時にメールチェックもやろう」と決めたりとか。

こんなお話をすると、私が神経質な性格だと思う人もいるかもしれませんが、本当はその逆なんです。カラオケのレパートリーのリストを作っているのも、分厚い曲集をめくって歌う曲を探す時間を短縮したいから。リストには曲名だけではなく、「ピッチをいくつ下げる」とか、「要練習」みたいなメモも添えてあります(笑)。

つまり私は、究極の面倒くさがり、時間オタクなんですね。少しでも無駄があると、「もったいない」と感じて工夫する癖がついているんです。そうした工夫で省ける手間はごくわずかかもしれないけれど、積み重ねていけば大きなものになります。1日1日の積み重ねが自分の人生を作っているわけですから、「やりたいことをガマンせずに思いきりやる」、「焦らずにゆとりのある時間を過ごす」ということをつねに気をつけていれば、人生はとても豊かなものになると思うんです。

なんでもリスト化して、つねにスマホで見られるようにしているという草間さんは、「欲しいものリスト」も作っているそうです。チラリと見せてもらったところ、テキストアプリに「欲しいもの」が具体的に箇条書きされていました。草間さんいわく、手に入りにくいものから順番に並べているんだとか。上位のところには「●●駅前の●千万円のマンション」があるかと思えば、下位のほうには「80デニールの紺のタイツ」なんてものまでありました。

こうして欲しいものをリスト化すると、「衝動買いや無駄な買い物をしなくなる」だけでなく、「高額なものでも、つねに目にしていると自然にリストから消えていく」のだそうです。私も草間さんにならって「欲しいものリスト」をつくってみたところ、「買うつもりのないものを迷いなく買う」といういわゆる無駄使いをしなくなりました。

「美的収納®」とリスト化。まさに人生を豊かにする究極のメソッドと言えるかもしれませんね。皆さんもぜひ、ご自身の生活に取り入れてみてくださいね。

今回お話を聞いたのは…

草間 雅子さん

フェリーチェ代表 美的収納プランナー

 一部上場企業にて広報、秘書を務める。 結婚退職後、主婦やOLの経験を活かして新しい収納学を考案。2003年 felice(フェリーチェ)設立、美的収納プランナーとしてデビュー。京セラ㈱広報部に在職中、仕事効率を左右するファイリング、職場のシステムに興味を持つ。結婚後、医療機器メーカー等の社長付き秘書を務め、リバウンドしない収納システムが評判になり相談を受けていくうちに、オフィスや家庭の収納の重要性を痛感。収納学とカラーイメージ理論を学び、個人事務所Feliceを設立。リバウンドの少ない独自の分類収納法、美的収納®を確立する。その収納法を「なりたい自分になり、送りたい人生を送るためのレッスン」として提唱。単なる収納術ではなく、自分らしく生きることをテーマにしたメソッドは、女性を中心に多くの支持を得る。個人宅やオフィス、店舗の収納コーディネートを手がける一方、各地でセミナー講師、コンサルティング、 プランニング、メディア等、多方面で活躍中。

CATEGORY:コラム

DATE:2015-10-07

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