イベントレポート

Private Market Place -ブランド/エージェンシーとメディアの隔たり<BUDDYZ LIVE!! 2017 WINTER レポート>

パシフィックメディアパートナーズ
BUDDYZ LIVE!! 2017 WINTERレポート、4回目はパシフィック・メディアパートナーズ株式会社取締役の原直志氏のトークショー。ブランドとメディアの隔たりを埋めるコミュニケーションについて語っていただきました。

<SPEAKER>
パシフィック・メディアパートナーズ株式会社
取締役  原 直志氏

 

PRプランナーが考える「ブランド・メディア間の課題」とは

パシフィック・メディアパートナーズ株式会社は、INCLUSIVE(インクルーシブ)株式会社の関連会社として立ち上がった経緯があります。インクルーシブは、出版社やテレビ局、メーカーなど30を超えるそうそうたるメディアさんのデジタルメディア企画や広告メニューの開発、運営支援など行っています。私はパシフィック・メディアパートナーズを任されている立場でして、インクルーシブが支援・協業しているメディアさん、約30のプレミアムメディアの会社とお付き合いがあり、合計60強のメディアを担当していて、広告の支援をさせてもらっています。

ちなみに、余談ですが、私は、アドテクの分野では珍しいかもしれませんが、PRプランナーの資格を持っています。(笑)もともと、メディア側で純広セールス・企画、アドネットワーク運用を行っており、比較的メディアの気持ちが分かる人として、そもそもメディアとは何なのかについて日々突き詰めています。このような経験があるからかも知れませんが、、PMP(Private Market Place)の支援の中で「隔たり」を感じることが少なくありません。

もう少し具体的にお伝えしますと、「ブランドが実現したい姿」と「メディアが理解している姿」に隔たりがあるのではないかと感じています。それを改善すべく、良質なコミュニケーション環境を生むために必要なことについて、今日は紐解いていきたいと考えています。

 

ギャップが生じることで一枚岩の体制が実現できていないケースも

パシフィックメディアパートナーズ
私たちが感じているギャップは主に5つあります。それを独自に「5ギャップ」などと呼んでいます。メディアさんの方からよくあがってくる疑問点について、つまり表層しているギャップについて、どのようなものがあるのかをお伝えしましょう。

(1)PMPは純広じゃないの?
(2)メディアで用意するフォーマットではなく、既存のものでいいよね?
(3)ATFって高値で買い付けてもらえるのじゃないの?
(4)リタゲ広告が市場で増えてきているが、高値で買い取ってもらえるものだよね?
(5)メディアの名前で、プレミアムメディアだというところは伝わるよね?

本来であれば、ブランドのマーケティング支援というところでは、エージェントとメディアが一枚岩になってやっていくべきなのですが、ことPMPの領域では、お互いの認識に少しズレが生じているように思います。

 

売り場と買い場の認識の違いがズレを引き起こす

では、なぜこのようなギャップが生じているのかを考えてみます。

これは、「売り場」と「買い場」の認識の違いではないでしょうか。

メディアからすれば、自分たちの決まったフォーマットで売ればよかったが、それがプログラマティックに変わってくることによって、広告主さんやブランドさんからの買い場に変化が起こっています。デジタルになってきたある種の反対側面とも言えますが、「人が介在しない」ということによって、メディア側もブランドが何(どのようなメニュー)を買いたいのかがなかなかわかりにくくなっているのが、そもそもの原因ではないかと考えます。

また、メディアとしては広告主さんのマーケティング活動を支援するのがミッションではありますが、もう一方のミッションとして、そのメディアを見てくれている読者や視聴者を満足させるコンテンツを作ることにも注力しています。併せて、、、広告以外にも有料課金、イベントなど、様々なマネタイズの方法があり、広告(特にPMP)をどうするか?にまで手が回っていないということもあると思います。

 

ギャップ、隔たりを埋めるのに必要なものとは?

PMP3
弊社の得意領域はプレミアムメディアへの支援です。近年、Webメディア業界への新規参入も増えていますが、私たちはメディアの「質」にフォーカスしているプレミアムメディアが、今後も益々重要になってくると確信しています。

コンテンツの制作体制・ユーザーのコンテンツの視聴態度、DMP(1st・3rdPartycookie)などで分析をして、どのようなユーザーが来訪しているのか?そもそも人なのか?がどんどん重要になってきています。

そして、このような要素がきっちり守られているものが、良質なメディアであり、この質がちゃんと担保されているのが、プレミアムメディアなのです。このようなメディア(場)であれば、ブランドの皆さんのマーケティングを支援させて頂く上でも、ブランド毀損をすることなく、態度変容をきっちり促してくれるのではないかと期待しているのです。

今回お話した「隔たり」については、橋渡しになる存在が必要だというのが弊社の考えです。これだけテクノロジーが進んでも、やはり認識のギャップを埋めるのは「人」の存在なのです。これからも、ブランド、エージェント、メディアの隔たりをなくすための取り組みを、人を中心に取り組んでいきたいと考えています。

 

CATEGORY:イベントレポート

DATE:2017-03-09

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