イベントレポート

アサツーディ・ケイ本松慎二郎氏「上司からは教えてもらえないシリーズ 」トークセッションVol.1開催!

本松愼二郎buddyzでは、広告・マーケティング業界への就職を目指す学生と、同業界で働く若手社員を主なターゲットに、業界のトップランナーをお招きしてのトークセッションを開催! 今回のメインアクト兼ホストは、株式会社アサツーディ・ケイ(ADK)、グロースハック・プランニング室 室長である本松慎二郎氏です。銀行、コンサル会社出身という異色の経歴を持ち、ダイレクトマーケティング案件を中心に大手クライアント各社を担当。その手腕はADKでも一目置かれています。

ゲストスピーカーは、広告・インターネット業界の最前線で活躍する、本松氏とも親しい間柄のお二人、酒井克明氏高瀬大輔氏

酒井氏はICT領域のエンジニアからキャリアをスタート。その後、ネットベンチャーで事業開発責任者を務め、広告主、広告代理店、マーケティングとボーダレスに活躍。2015年4月より株式会社Legolissを起業しました。

高瀬氏は不動産営業から広告代理店へ。アドネットワーク関連の社内プロジェクトリーダーを担当し、現在は、国内ではトップクラスの規模のマーケティングトレーダーを提供する株式会社エスワンオーインタラクティブにて取締役を務めています。

今回の第1回「上司からは教えてもらえないシリーズ」では、会社の中ではなかなか知ることのできない「広告業界で働く大人の男のホンネ」を、魅力たっぷりの3人が余すところなく、存分に語り尽くしてくれました。その興味深いお話の一部をさっそくご紹介しましょう

※ICT…Information and Communication Technology ITとほぼ同義で使われるが、情報や知識の共有を踏まえ、ITにコミュニケーションの意味が加わった言葉

 

「会社のあるべき姿を上層部にプレゼンしたら
『やりたいようにやってみろ』と」

まずは今のキャリアと仕事におけるテーマについてのお話から。

本松:今から2年ほど前、当時は九州支社にいたのですが、今後の自分のキャリアを考え、会社を辞めて独立しようと思っていたんです。なんとなくそれが伝わっていたのか、本社の上役から「何が会社に足らないかプレゼンしてみろ」と。もうクビになっても構わんし(笑)と「これからの代理店に必要な組織やファンクション」みたいな資料をしたためて、上層部の方々相手に言いたい放題プレゼンしました。すると、上層部の方々から「それ東京でやってみろ」という反応をいただき……。気づいたら会社も辞めず、去年から東京本社でせっせと勤務しています(笑)。

現在は以前から担当していた大手通販案件を柱に、新規ビジネスやデジタル系の全体戦略などの業務にも携わっています。それぞれの業務において、どんな専門企業と組んで、どこを強くすれば、クライアントをより深いところまで支援できるか。そんなことを考えて、高瀬さん、酒井さんのような外部の方ともチームを組みながら仕事をしています。

 高瀬:仕事ではBtoBで企業のWebのプロモーションを支援しています。そのクライアントの成長、そして自社の事業成長にいかに寄与するかがミッションです。また、会社で働く50人の社員の成長スピードをいかに上げられるか?ということを裏テーマにしています。うちの会社に5年目のプロパー社員で執行役員の女の子がいて、28歳くらいの子が40歳手前の男性をぐいぐいマネージメントしているんです。広告業界は年齢や性別は関係なく、どこまでも可能性があるので、これも醍醐味のひとつです。

 酒井:マーケティングに身を置いて、これまでネット専業広告、総合広告、ベンダー、広告主と歩いてきたなか、実感していることは広告業界が変革期にきているということです。たとえばアクセンチュアが広告ビジネスへ、という具合に異業種が続々と広告業界に参入してきています。非常にエキサイティングな状況なので、私もエキサイティングなことを仕掛けたいですね。

ただ、以前から広告業界は「予算〇億円で業績200%アップを目指し、ウン億円儲かります」みたいな、大風呂敷を広げる傾向が強いので、もっと小さなブロックの積み重ねを大事にしたいという思いを持っているんです。起業した会社名はレゴブロックからとってレゴリスといいます。まさに一つひとつ積み重ねていきたいというところから名付けました。

 

「若いときはお金とポストが
モチベーションにつながっていた」

現在は広告・インターネット業界で輝きを放つ3人ですが、若手時代のモチベーションはどうだったのでしょうか?

本松:銀行員だったころ、営業賞も取ったりとそこそこの成績はおさめていたんですけど、銀行の支店って、支店長がいて、副支店長、課長、係長と続いていて、小さな店舗の中にキャリアの縮図が詰まっていて……、だから数十年後の自分も、そこに見えてしまうんです。「このままここにいたら、俺、20年後はあそこに座ってる支店長になるんだ」と。そう思ったら、やばいなと(笑)。

就職してからずっと、自分自身の付加価値を高くつけられるビジネスで、キャリアの可能性を無限大にしたいという気持ちが強かったので、なんとなくという感覚ではありますが、コンサルティングファームのアクセンチュアへ転職し、5年勤めた後、お誘いを受けた今の会社へと転職してきました。

高瀬:私は、若手時代はNOって言ったら損だと思っていたので、大変でも「出来ます」と言ってました。そうしていると仕事や情報が集まるんです。きついけどやりがいがあるし、人脈も広がる。そのかわりに寝る時間を削る、というのが若手時代の仕事のやり方でしたね。

酒井:正直、お金のことをすごく考えていましたね。時間を使って、頭も下げて。その分何かを失うわけじゃないですか。得るものがないとキツイですよね。だからお給料は、正当な対価としてしっかり頂くべきだと考えていました。あとは「ポストが欲しい!」という気持ちがモチベーションにつながっていました。

 

「コミュニケーション力や成長力は
素直さが高めてくれる」 

本松愼二郎

将来は3人のようになりたい! そんな思いを抱く若手に向けて先駆者からのアドバイスは? 若手の人たちはこれからどんなキャリアを築くべきなのでしょうか。

酒井:広告が好き、マーケティングが好きということなら、それをずっと突き詰めて欲しいですね。マーケティングは領域が広く、新しいものがどんどん出てきますが、怖がらずに進んで欲しいと思います。

高瀬:前提として、常に素直でありましょう。30歳、40歳、50歳になってもそれは大切だと思います。コミュニケーション力や成長する能力というのは素直かどうかが基本。僕自身もそうありたいと思っていますし、素直さを大切にしてほしいです。

本松:就活の時に、熱意をもって訴えたこと、自分で立てた目標を忘れないで欲しいですね。若手時代に、挫折してしらけるのは簡単だけど、その時にたとえば「俺社長になるって決めたじゃん!」とか、熱い気持ちを思い出して欲しいです。僕も熱意をもって、仕事に取り組んでいます。ちょっと青臭いけど、そうゆう思いがキャリアにつながると思っています。

約2時間にわたって行われたトークセッション。ビジネスの話だけでなく、裏話も飛び出しました。来場者の方々は大きな刺激を受けられたのではないでしょうか?

次回も、ここでしか聞けない広告・インターネット業界の、貴重なトークがきっと飛び出すはず。みなさん、ぜひ足をお運びください。

 

<登壇者プロフィール>
■本松慎二郎 氏
株式会社アサツーディ・ケイ
デジタルビジネス本部 グロースハック・プランニング室 室長

2000年~2002年、福岡銀行在職。 2002年~2006年、アクセンチュア株式会社在職。 銀行を中心とした金融機関の生産性向上を軸としたコンサルティング業務に従事。2006年~現在、株式会社アサツーディ・ケイ在職。 WEBダイレクトの分野にて、総合プロデュースおよびコンサルティング業務を行っている。 2012年よりADK九州ICチームの責任者も務める。やずや・味の素他10社以上のWEBダイレクト案件を担当。2014年7月より本社デジタルビジネス本部勤務。10月よりグロースハック・プランニング室 室長。アドテック九州アドバイザリーボード・スピーカーなど歴任。

<ゲストスピーカープロフィール>
■酒井 克明 氏
株式会社Legoliss
代表取締役社長

SE としてキャリアをスタートし、ネット専業広告会社でSEM、ビットツールの開発や、アクセス解析ツールを活用したコンサルティングを推進。その後、ネットベンチャーにて事業開発責任者、広告主側でのマーケティング責任者を経て朝日広告社へ。デジタル部門部長としてオムニチュアとのパートナー契約をリードし、コンサルティングチームの立ち上げ、アドテクノロジーを使用したアトリビューションマネジメント、トレーディングデスクの立ち上げ、DMPを活用したマーケティングソリューション開発等、テクノロジーとマーケティングを融合したソリューションを推進。その後モデューロ取締役に就任。データセラー型DMPを軸に、DSP、3PAS等のテクノロジーを組み合わせたマーケティングソリューションを大手ブランド広告主向けに提供。2015年4月より株式会社Legolissを起業しテクノロジーを活用したマーケティング支援事業を展開。

■高瀬 大輔氏
株式会社エスワンオーインタラクティブ
取締役

2008年、大手インターネット広告代理店に入社。 メディアプランナーとしてキャリアをスタート。その後、アドネットワーク/DSP関連の社内プロジェクトリーダーとしてプロジェクトマネジメントを担い、運用ノウハウの体系化、社内浸透、各種アウトプットを推進。その後、運用型広告領域のマネジメントレイヤーを経て現在は株式会社エスワンオーインタラクティブの取締役としてビジネスオペレーション全般を統括。

CATEGORY:イベントレポート

DATE:2015-09-25

TAG: