イベントレポート

トレーディングデスク最前線 ~RTBネイティブ世代が広告運用を通じて今思うこと~[CODE CONFERENCE TOKYO 2015レポート]

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2015年11月10日(火)に行われたCODE CONFERENCE TOKYO 2015では、いくつかの企業が、現場目線で自社の取り組みについて紹介するプログラムが設けられていました。その中の一つが、国内No.1のトレーディングデスクであるエスワンオーインタラクティブによるセッション。アドテクノロジー領域では欠かすことができない「トレーディングデスク」について、その最前線を語ってもらいました。

harashima_s1o-320x320株式会社エスワンオーインタラクティブ
トレーディングデスク局

Trading Division プロフェッショナル
原嶋真吾氏
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2008年設立。トレーディングデスク事業(SSP/DSP/アドネットワーク・アドエクスチェンジのディスプレイ広告運用、DMP/3PAS/LPO等の導入・運用管理、インハウス支援など)、インターネット広告全般(SEM/SEO、ASP提携、Facebookコンサルティングサービスなど)を行う。2015年7月に、運用型広告の統合管理システム「VISARY」をリリース。

 

理想を理想で終わらせない
実行するための機能

まず最初にトレーディングデスクとは何かということですが、簡単に言うと「広告のプランニングから分析レポートまでを一貫して行う実行機能」のことです。

よく、「DSPを運営する会社でしょ?」「RTBが進化したものだよね」などと言われます。確かに狭義ではそうなのですが、広義では「理想を理想で終わらせない、実行するための機能」のことを指します。

(編集部注)「DSP」「RTB」についての解説はコチラ(※ホールハート運営「アドベンチャーズ」サイト)

さて、そんなトレーディングデスク、実際のニーズはどうなのでしょうか? 運用者の視点からお話すると、ニーズは年々高まっています。その理由には、3つの市場背景が考えられます。

1つ目が、IoTといった世界観が広まったことで、Programmatic Buying領域が拡大していること。
2つ目が、企業の永続課題とも言うべき、費用対効果追求のための実行機能であること。
3つ目が、データを統合してCRMなどに繋げていくようなニーズにおいて、テクノロジーを使って最適化するという流れが高まっていること。

ここで言えることは、トレーディングデスクを取り巻く現在の環境は、国内外を問わず同じ動きをしているという点です。つまり、ニーズの多様化・複雑化に合わせて、実行機能が重要視される未来は確実に近づいているということなんです。

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広告運用者の人材価値が
向上するような未来を作る

ここでエスワンオーインタラクティブの紹介をさせてもらいます。特徴は大きく2つあります。1つは、トレーディングだけを行う運用専門人材がちゃんといるということ。もう1つは、あえて自社プロダクトを持たず、お客様の課題に合わせて最適なものを選んで提供できる環境を整えている点です。

また、サービスのバリエーションとしては、お客様のビジネスの規模やスピード、組織形態に合わせて、アウトソースのパートナーとして課題解決のために対応する場合と、よりフェーズや目的ごとに応じてチームビルディングを行うような、近い立場でのビジネスサポートを行うインハウスでのサービスにも対応しています。このように、お客様に合わせたかたちでのサービス提供にこだわっています。

トレーディングデスクは実行機能だといっても、結局は人が実行しているわけです。ですから、現場がよりコミットしていくことが大事です。また、運用担当者がもっともっと学習を重ね、個々のスキルセットの幅を広げたうえで実行できる環境を整えていかなくてはいけません。

そのためには、評価制度の構築や、キャリアパスの明示、育成カリキュラムの充実……といったことを通じて、広告運用者の人材価値が向上していくような未来を作っていく必要があると考えます。

RTBネイティブ世代の私たちが、Programmatic Buyingの未来をつくっていく――そんなふうに考えながら、日々チャレンジを続けています。

 

〈登壇者プロフィール〉
原嶋真吾(はらしま・しんご)

2011年エスワンオーインタラクティブに新卒入社。DSP市場立ち上がりのタイミングから運用トレーダーとして従事。リーダー・インハウス経験を経て、現在は社内のビルドアップに向けて複数のミッションを遂行中。2011年、エスワンオーインタラクティブに新卒入社。DSP市場立ち上がりのタイミングから運用トレーダーとして従事。2012年、ディスプレイ広告全般のコンサルティング領域を経験。チームリーダーとしてメンバー育成にも関わる。2013年、インハウスコンサルタントとして大手ナショナルクライアントのデジタルマーケティング部門にジョインし、運用スキーム構築、広告領域の分析/アウトプット、ディレクションのミッションを担い、ノウハウの体系化・蓄積にも貢献。2015年、プロフェッショナルとして社内の横断的なプロジェクト組成から各種アウトプットの整備、ノウハウ体系化、トレーダー育成カリキュラムの構築など複数のミッションを遂行中。

(撮影:松谷祐増)

CATEGORY:イベントレポート

DATE:2015-11-20

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