コラム

30代の社会人のお金の使い方、必要になるお金が気になるアナタに!


30代は、人生の節目です。まだ独身の多い20代に比べて、30代では多くの人に、結婚、出産、子育てなど、様々なイベントが待っています。実際どんな事にどれくらいの費用がかかってくるのか?資産は増やせるのか?今の趣味も続けていけるのか?など、様々な角度から検証していきます。

30代の収入は?

まずは、収入の金額からお話しします。国税庁の民間給与実態統計調査(平成28年度)を参考に、30代の平均年収について調べてみました。

30代前半の平均年収は403万円男性の平均が457万円女性の平均は315万円
30代後半の平均年収は433万円男性の平均が512万円女性の平均は300万円

すべての業界を含めた平均ですが、やはり男性の方が収入が大きく、女性の場合は30代の前半よりも後半の方がやや低いという結果になっています。

趣味に掛ける金額は?

次に、30代の社会人のお金の使い方について調べました。30代は収入が増えることもあり、趣味にお金をかけている人も多いようです。

上位にランクインしているのは、「SNS」「読書(ネットダウンロード含む)」「スポーツ(ジムなど)」など。フェイスブックやインスタグラム、LINEなど、スマートフォンで簡単にアクセス・発信できる趣味が上位になっているのは、10代後半からネットに親しんできた30代ならではと言えます。

では、SNSに必要な携帯料金に掛かる支出は、いくらくらいになるのでしょうか。総務省統計局では家計調査を毎年行っており、何にいくら使っているのか、品目ごとの金額が、世帯別・性別・年齢別に何に紹介されています。ここで2016年のデータを見ると、携帯料金の月額平均は、6,400円となっています(単身世帯・男女・34歳以下)。スポーツジムに通うのが月額1万円くらいとすると、スマートフォンにおける趣味は非常に手軽で、30代の男女が楽しめるものになっています。

30代の資産運用は?

30代は、資産の運用も徐々に考え始める年代です。参考データによると、30代の資産割合は下記のようになってます。

預貯金 61%
保険 21%
有価証券 12%
その他金融商品 6%(金融資産の保有金額は379万円)

20代と比べると、保険と有価証券の比率が大きく上がります。将来を見据えて、貯金だけではなく投資信託や株などを始める人の多い事が分かります。今あるお金を使うだけではなく、増やすという考えが出てくるのも、30代の特徴です。

投資というと難しく考える人も多いものですが、30代におすすめの運用方法があります。年齢が高い世代の場合、「ホーム・カントリー・バイアス」と言って、自国の株のみを買う傾向があります。しかし、まだ若くて冒険のできる30代なら、成長国のインドやASEANの国々にも目を向け、世界中の株を対象に運用する「バランス分散投資」がおすすめです。

国も、iDeCo(個人型確定拠出年金)や、NISA(少額投資非課税制度)など、投資の非課税制度を充実させてきています。これらをうまく活用すれば、さらに効率的な資産形成が可能になります。これからの30代は、早めに投資を始めてみるのが現実的です。

また、保険加入者の増加も見逃せません。20代のうちは「保険なんて」、と考えていた人も多いかもしれませんが、30代になると病気やケガへの不安が高まることから、加入者が増える傾向にあります。最近では、会社を休んでいる間の給与を保証するオプションが付いている保険もあり、入院中も安心して治療できるようになっています。

30代の貯金事情

貯金についてはどうでしょうか。30代の収入に対する貯金の平均と中央値は、以下の通りです。

(金融広報中央委員会 家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査] 平成29年調査結果より)

30代の平均年収は400万円代であるため、参考になるのは300~500万円未満の欄になります。ここでは貯蓄の平均値が394万円、中央値は150万円となっています。また高額所得者を除く全体の傾向として、平均値は概ね年収に近く、中央値は概ね年収の半額程度です。これらをご自身の年収に当てはめ、もし数字が低めの場合は、貯蓄への意識を高めた方が良いかもしれません。


ライフイベントで大きく代わる30代の人生

30代になると、20代以上に必要となるお金が増えていきます。それは、大きなライフイベントが起きる可能性が高いからです。そのライフイベントとは、結婚と子育てです。

結婚したらいくらかかる?

最近では適齢期という観念も薄まりましたが、2017年の統計では男性の平均年齢が31.1歳、女性が29.4歳で結婚をしており、年々、晩婚化が進んでいます。

では、その費用内訳を見てみましょう。

挙式・披露宴の費用の平均は、354.8万円です(2017年全国平均データ ゼクシィ調べ)。内訳は、挙式・料理・引き出物・衣装代・撮影代と、多岐にわたっています。たった半日のイベントでこんなに?と思われた方も多いと思いますが、さらに、結婚は挙式費用だけではありません。結婚に関わるその他の費用を下にあげます。

婚約関連の費用 159万円(結納や指輪など)
式後にかかる費用 72.7万円(ハネムーンなど)
新生活にかかる費用 72万円(新居費用など)

これらの費用を足すと658.5万となります。夫婦2人で折半しても、300万円以上を負担することになります。貯蓄の中央値の150万円では完全な赤字になってしまう数字です。

但し、実際には貯蓄以外に、招待客からのご祝儀と親からの援助をプラスした金額がふたりの結婚資金になります。地域によって差はありますが、都道府県別の調査では、72.9%~85.1%の人が、結婚に当たり、親から援助を受けています。結婚が決まったら、まずは親を味方につけて、新生活の準備に取り掛かるのが現実的と言えます。そのためには、自分たちのやりたい結婚式だけを夢見るのではなく、親の意見も取り入れて挙式を行うのがおすすめです。

子育てにかかる費用は?

次に大きなお金が掛かるイベントに、子育てがあります。

少し古い情報ですが、AIU保険「AIUの現代子育て経済考2005」によれば、出産から大学卒業までの22年間における養育費は、約1,640万円と試算されています。

内訳は以下の通りです。

出産、育児費用 約91万円
子供の食費 約671万円
子供の保険医療、美理容費 約193万円
子供のおこづかい額 約451万円
子供の私的所有物代 約93万円

もちろん、この費用は子供が生まれてから22歳になるまでの費用なので、30代でいきなり必要になる金額ではありません。しかし問題を先送りにして、今必要なお金だけでカツカツな状態で子育てに入ると、その後は厳しい生活が待っているでしょう。

また、子育ての中で無視できないものが教育費です。特に子供を公立に行かせるか、私立に行かせるかによって、必要な金額が変わってきます。

文部科学省「平成28年度 子供の学習費調査」によると、幼稚園から高校3年生までの15年の学習費の総額は、公立で合計約542万私立では合計約1,771万となり、実に1000万円以上の差があります。

さらに大学に進学する場合は、国公立で484.9万円私立で695.1万円私立の理系なら879.7万円も必要になり(日本政策金融公庫「平成28年度 教育費負担の実態調査」)、合計で約2,670万円〜4,290万円にもなります。

仮に、自分はずっと公立だったから子供も公立で良いと考えていたとしても、教育方針等で途中で「やはり私立に」と考えが変わったり、公立の高校に落ちて滑り止めの私立に行くことになった、などはよくある話です。

まとめ
30代になると給与が増える一方で、結婚・出産・育児など、様々なライフイベントに遭遇します。結婚したら共働きをするのか、趣味のお金はどう使うのか、お金を投資などでどう増やしていくか、人によって答えは様々です。いずれにしても、30代はお金と向き合うタイミングが多くなります。今後のライフプランを設計しておくことによって、より充実した日々が送れることでしょう。

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CATEGORY:コラム

DATE:2018-08-15

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